
よもぎ蒸しサロンは、漢方の知識があれば誰でも開業に挑戦できるのが魅力です。さらに、自宅サロンであれば最低限の準備のみでスムーズに開業準備を進めることが可能です。今回はよもぎ蒸しサロンの開業について、必要な道具や開業費用の目安のほか、資格の要否や取得のメリットについても解説します。ぜひ参考にしてください。
よもぎ蒸しサロン開業に必要な道具・開業費用の目安
よもぎ蒸しサロンの開業を検討している人は、まずはサロン開業に必要となるアイテムや開業資金の目安を知っておくことが大切です。そうすることで、開業準備がスムーズに進みます。ここでは、よもぎ蒸しサロン開業に必要な道具と開業資金の目安について詳しく解説します。
よもぎ蒸しサロンの開業に必要な道具
よもぎ蒸しサロンは、よもぎを煮立たせた蒸気を利用してお客さんの身体を温めることで健康効果を得られる美容サロンのひとつです。基本的な道具には、専用の座椅子や専用ガウン、よもぎを加熱するための鍋、座浴剤が挙げられます。
基本の道具は商品によって価格に差があるものの、すべて揃えると数万〜20万円ほど必要です。また、座浴剤は施術1回ごとに必要となるため、定期仕入れで購入するのが通常です。
加えて、施術の前後で必要となるアイテムとして、カウンセリングスペースに使用するテーブル・椅子や筆記用具、お客さんの汗を拭くタオル、スリッパ、着替えロッカー、帰宅前に使用できる鏡・ドライヤーなどが挙げられます。
さらに、サロンの顧客情報や予約管理に使用するタブレットやパソコンなどの端末、レジなどの準備も必要です。
よもぎ蒸しサロンの開業費用の目安
よもぎ蒸しサロンの開業資金は、サロンの規模やエリアによっても大きく異なります。たとえば、自宅でスタッフを雇わずに開業する場合には、必要なアイテムを揃えるのみですぐに開業することが可能です。
また、マンションの1室をサロンとして営業する場合には、約100万円の開業資金が必要になります。さらに、店舗を構えてスタッフを雇うケースでは、300万円以上の開業資金が必要となるケースもあるでしょう。
費用を抑えて開業したい人は、開業資金の中でもとくに高額となる物件取得費用を抑えるため、自宅の一部をサロンとして活用するスタイルがおすすめです。
よもぎ蒸しサロン開業に資格は不要
よもぎ蒸しサロンの開業や施術に関して、専用資格の取得が必要なのではないかと不安に思う人もいるでしょう。ここでは、よもぎ蒸しサロンの開業に関連する資格について詳しく解説します。
よもぎ蒸しサロンの開業に資格は不要
よもぎ蒸しの施術には国家資格や取得必須の資格はなく、資格がない人でも施術にあたることが可能です。つまり、よもぎ蒸しの道具を揃えて一連の施術の流れを身につけていれば、誰でもサロンの開業に挑戦できます。
よもぎ蒸しに関連する資格には、よもぎ温活検定や韓方座浴(よもぎ蒸し)認定セラピストなどの民間資格がありますが、あくまでスキルアップのための資格であり、必須のものではありません。
地域によっては保健所の許可が必要なケースも
よもぎ蒸しサロンを開業する地域の自治体によっては、サロン経営にあたって公衆浴場法に基づいて保健所の許可が必要となるケースもあります。開業前に必ず開業エリアの自治体に問い合わせ、許可の要否を確認しましょう。
よもぎ蒸し関連資格を取得するメリット
よもぎ蒸しサロンは資格不要で開業できますが、民間資格を取得しておくことでさまざまなメリットを得られます。ここでは、よもぎ蒸し関連資格を取得することのメリットについて詳しく解説します。
競合サロンとの差別化を図れる
よもぎ蒸しの関連資格を取得しておけば、競合サロンとの差別化を図ることが可能です。
先述の通り、よもぎ蒸しサロンは資格不要で、漢方の知識があれば誰でもかんたんに挑戦できるのが魅力である一方、その分競合との差別化が難しいという側面もあります。
そこで、資格取得により専門性の高さをアピールできれば、集客時のアピールポイントとしても役立つでしょう。
サービスの質を向上させられる
よもぎ蒸し関連の資格では、漢方の知識やよもぎ蒸しの効果的な施術方法、カウンセリング方法などを細かく学べます。よもぎ蒸しに関するより深い知識・技術を身につけてサービスの質を向上させたいと考えている人は、民間資格を取得することでスキルアップを目指すのがよいでしょう。
まとめ
今回は、よもぎ蒸しサロンの開業に必要なアイテムや開業資金の目安、資格取得のメリットなどを詳しく解説しました。よもぎ蒸しの開業時は、専用の道具やガウン、カウンセリングに使用するテーブルセットなどが必要となります。
自宅サロンの場合は道具を揃えるのみで開業できますが、店舗を構える場合は、物件取得費用がかかることで開業資金も高額になります。また、よもぎ蒸しサロンの開業や施術には特別な資格は必要なく、基本的には5種類の漢方の知識があれば誰でもかんたんに開業することが可能ですが、民間資格を取得することで競合サロンとの差別化を図ったり、よりサービスの品質をアップさせたりできます。
当サイトでは、マントを着用しておこなう座浴よりも効率的でよりリラックスできる、おすすめの「よもぎ蒸しベッド」も紹介しているので、合わせてチェックしてみてくださいね。