
世の中には、さまざまなエステサロンがあります。スキンケア、プロモーションメイキング、リラクゼーションを目的として施術するのがエステサロンです。今回は、数あるサロンの中でも「よもぎ蒸しサロン」を開業したい場合に知りたいポイントについて解説します。しっかりとポイントを押さえて、安定したエステ経営を実現しましょう。
よもぎ蒸しサロン開業においてよくある失敗
まずは、よもぎ蒸しサロン開業における具体的な失敗例について解説します。開業を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
お客さんが来ない
サロンを開業しただけでは、お客さんがすぐにたくさん来ることはありません。待っているだけではお客さんはやってこないため、集客活動をしっかり行う必要があります。チラシ、ネット、SNSなど集客の方法はさまざまあるため、継続しやすく効果が出る集客活動を行いましょう。
リピーターが増えない
リピーターが増えないことも、サロン経営において重要な問題です。エステサロンは、初回料金を割安にしていることが多いです。そのため、新規のお客さんがきたとしても、次回からの料金が高いと感じるとなかなか次の集客につながりません。
新規集客だけに力を入れると安定した経営につながらないため、リピート率をチェックして、リピーターへの対応にも力を入れましょう。
コストパフォーマンスが悪く感じる
よもぎ蒸しの料金単価は約3,500円程度です。この値段は他の施術と比較して安いため、客単価を上げたいと考えた場合、よもぎ蒸しをメニューから外してしまうなどのケースも見受けられます。
よもぎ蒸しサロンとしてしっかり経営を続けたいのであれば、よもぎ蒸しの付加価値を高めることが大切です。単価を上げつつ、他のメニューとのセットにするなど、工夫を凝らす必要があります。
モチベーションが継続できない
よもぎ蒸しサロンを開業した後も、新規顧客やリピーターの獲得、お金の管理などやることはたくさんあります。サロンを経営し続けていくためには、モチベーションを保ち続ける必要があります。具体的には、顧客の満足度や売上の目標を設定するのがおすすめです。
ライフスタイルが変化した
家族の転勤で使っていた部屋が使えなくなったり、妊娠・出産・子育て・介護などでライフスタイルが変化し、サロン経営を続けられなくなることもあります。こればかりは人それぞれの事情のため、仕方がない部分が多いです。
よもぎ蒸しサロン開業で失敗しないためのポイント
よもぎ蒸しサロンを開業するには、資金や準備が必要です。それらを無駄にしないためにも、しっかり事前準備と戦略が必要です。以下に、よもぎ蒸しサロンを開業する際のコツについて解説します。
よもぎ蒸しのよさをしっかりアピールできる
人気のサロンや経営が継続できるサロンは、よもぎ蒸しのよさをお客さんにしっかり伝達できていることが多いです。
そのため「開業の際にはスタッフがよさや説明を自分の言葉で詳しく説明できる」「店内で冊子やPOPなどを用意している」「施術後に変化を感じているか声がけを行う」「継続的な来店の必要性を説明する」など、細かな部分でよもぎ蒸しのよさをアピールできるように準備をしておきましょう。
リピート化のため施策を行う
お客さんはサロンにいる間は施術に満足していても、サロンから出てしまえは仕事、家事、育児、介護などへ気持ちが向いてしまいます。
そのため、サロン側がお客さんが次の予約をするのを待つだけでは、リピーターはなかなか増えません。施術の際に継続して利用するメリットについて説明する、会計時に次回予約を取るなどリピーターが増えるよう工夫を凝らしましょう。
相乗効果のあるメニュー
よもぎ蒸しは、エステのメニューとしては低単価です。そのため、単発メニューだけではエステ経営が難しい場合も多いです。まずは単価の安いよもぎ蒸しを入口に新規集客し、他のエステメニューとの相乗効果を狙うことをおすすめします。
よもぎ蒸しサロン開業の流れを紹介
よもぎ蒸しサロン経営のための、ベーシックな手順について解説します。開業を考えている人は、以下の流れを確認しておきましょう。
事前準備をする
よもぎ蒸しは、女性がメインのメニューです。男性をメインと考えたい場合は、ほかのメニューをメインとしたサロンを考えた方がよいでしょう。
サロンのメニューを決める際は、まずターゲットを定めます。そして、よもぎ蒸しについての知識を身につけましょう。実際に人気のサロンに行ったり、講座に参加したりして、情報収集を行うのがおすすめです。
備品を購入する
よもぎ蒸しサロンの開業を決めたら、備品や消耗品を購入しましょう。また、並行してサロン開業に必要な法律を確認しておきましょう。
オペレーションを考える
よもぎ蒸しは、よもぎやハーブなどを壺やなべに入れて煎じ、出る蒸気を肛門や子宮粘膜、皮膚から吸収する施術です。
常にお客さんと接する施術ではないため、準備、温度調節、後片付けなどをスタッフとお客さんのどちらがやるのかによってオペレーションが変わってきます。
すべての施術をエステティシャンが行うのか、ある程度セルフサービスを前提にしたサロンにするのか、しっかり考えましょう。
戦略を練る
最後に、戦略の構築も大切です。よもぎ蒸しをリピート手段にする、よもぎ蒸しもできるサロンという付加価値をつけてサロンの集客を行うなど、よもぎ蒸しの活用方法を考えた上で集客戦略を練りましょう。
まとめ
よもぎ蒸しサロンを開業して失敗するのは、よもぎ蒸しが集客につながらない、リピーターを獲得できないといったケースが多いです。何となくでサロンを開業してしまうと、新規顧客からリピーターにつながらず、サロン経営が軌道に乗らない場合があります。
「設備にこだわり、座椅子ではなくベッドで施術をすることでサービス満足度を高め、リピーターになってもらう」「他のメニューとの相乗効果を狙ってよもぎ蒸しを取り入れたサロンにする」などの戦略をしっかり練ってから、サロンを開業することをおすすめします。