よもぎ蒸しサロン開業で失敗しないためのポイント

公開日:2025/03/07 最終更新日:2025/05/14
失敗しない

世の中には、さまざまなエステサロンがあります。スキンケア、プロモーションメイキング、リラクゼーションを目的として施術するのがエステサロンです。今回は、数あるサロンの中でも「よもぎ蒸しサロン」を開業したい場合に知りたいポイントについて解説します。しっかりとポイントを押さえて、安定したエステ経営を実現しましょう。

よもぎ蒸しサロン開業においてよくある失敗

まずは、よもぎ蒸しサロン開業における具体的な失敗例について解説します。開業を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

お客さんが来ない

サロンを開業しただけでは、お客さんがすぐにたくさん来ることはありません。待っているだけではお客さんはやってこないため、集客活動をしっかり行う必要があります。チラシ、ネット、SNSなど集客の方法はさまざまあるため、継続しやすく効果が出る集客活動を行いましょう。

リピーターが増えない

リピーターが増えないことも、サロン経営において重要な問題です。エステサロンは、初回料金を割安にしていることが多いです。そのため、新規のお客さんがきたとしても、次回からの料金が高いと感じるとなかなか次の集客につながりません

新規集客だけに力を入れると安定した経営につながらないため、リピート率をチェックして、リピーターへの対応にも力を入れましょう。

コストパフォーマンスが悪く感じる

よもぎ蒸しの料金単価は約3,500円程度です。この値段は他の施術と比較して安いため、客単価を上げたいと考えた場合、よもぎ蒸しをメニューから外してしまうなどのケースも見受けられます。

よもぎ蒸しサロンとしてしっかり経営を続けたいのであれば、よもぎ蒸しの付加価値を高めることが大切です。単価を上げつつ、他のメニューとのセットにするなど、工夫を凝らす必要があります。

モチベーションが継続できない

よもぎ蒸しサロンを開業した後も、新規顧客やリピーターの獲得、お金の管理などやることはたくさんあります。サロンを経営し続けていくためには、モチベーションを保ち続ける必要があります。具体的には、顧客の満足度や売上の目標を設定するのがおすすめです。

ライフスタイルが変化した

家族の転勤で使っていた部屋が使えなくなったり、妊娠・出産・子育て・介護などでライフスタイルが変化し、サロン経営を続けられなくなることもあります。こればかりは人それぞれの事情のため、仕方がない部分が多いです。

よもぎ蒸しサロン開業で失敗しないためのポイント

よもぎ蒸しサロンを開業するには、資金や準備が必要です。それらを無駄にしないためにも、しっかり事前準備と戦略が必要です。以下に、よもぎ蒸しサロンを開業する際のコツについて解説します。

よもぎ蒸しのよさをしっかりアピールできる

人気のサロンや経営が継続できるサロンは、よもぎ蒸しのよさをお客さんにしっかり伝達できていることが多いです。

そのため「開業の際にはスタッフがよさや説明を自分の言葉で詳しく説明できる」「店内で冊子やPOPなどを用意している」「施術後に変化を感じているか声がけを行う」「継続的な来店の必要性を説明する」など、細かな部分でよもぎ蒸しのよさをアピールできるように準備をしておきましょう

リピート化のため施策を行う

お客さんはサロンにいる間は施術に満足していても、サロンから出てしまえは仕事、家事、育児、介護などへ気持ちが向いてしまいます。

そのため、サロン側がお客さんが次の予約をするのを待つだけでは、リピーターはなかなか増えません。施術の際に継続して利用するメリットについて説明する、会計時に次回予約を取るなどリピーターが増えるよう工夫を凝らしましょう。

相乗効果のあるメニュー

よもぎ蒸しは、エステのメニューとしては低単価です。そのため、単発メニューだけではエステ経営が難しい場合も多いです。まずは単価の安いよもぎ蒸しを入口に新規集客し、他のエステメニューとの相乗効果を狙うことをおすすめします

よもぎ蒸しサロン開業の流れを紹介

よもぎ蒸しサロン経営のための、ベーシックな手順について解説します。開業を考えている人は、以下の流れを確認しておきましょう。

事前準備をする

よもぎ蒸しは、女性がメインのメニューです。男性をメインと考えたい場合は、ほかのメニューをメインとしたサロンを考えた方がよいでしょう。

サロンのメニューを決める際は、まずターゲットを定めます。そして、よもぎ蒸しについての知識を身につけましょう。実際に人気のサロンに行ったり、講座に参加したりして、情報収集を行うのがおすすめです

備品を購入する

よもぎ蒸しサロンの開業を決めたら、備品や消耗品を購入しましょう。また、並行してサロン開業に必要な法律を確認しておきましょう。

オペレーションを考える

よもぎ蒸しは、よもぎやハーブなどを壺やなべに入れて煎じ、出る蒸気を肛門や子宮粘膜、皮膚から吸収する施術です。

常にお客さんと接する施術ではないため、準備、温度調節、後片付けなどをスタッフとお客さんのどちらがやるのかによってオペレーションが変わってきます。

すべての施術をエステティシャンが行うのか、ある程度セルフサービスを前提にしたサロンにするのか、しっかり考えましょう

戦略を練る

最後に、戦略の構築も大切です。よもぎ蒸しをリピート手段にする、よもぎ蒸しもできるサロンという付加価値をつけてサロンの集客を行うなど、よもぎ蒸しの活用方法を考えた上で集客戦略を練りましょう。

よもぎサロン経営のコツ

よもぎ蒸しサロン経営には少ない初期投資でスタートでき、安定した収益を見込めるポイントがいくつかあります。ここでは、成功するためのコツや集客方法、経営のポイントについて詳しく解説します。

よもぎ蒸しサロン経営が利益を得やすい理由

よもぎ蒸しサロンは、近年注目を集める美容・健康法として需要が高まっています。冷え性の改善やデトックス効果を目的に利用する女性が増えており、リピーターの確保もしやすいことから、安定した収益が期待できます。ここでは、よもぎ蒸しサロンが儲かると言われる7つの理由を詳しく解説します。

よもぎ蒸しは、韓国発祥の伝統的な美容法として広まっており、近年は日本国内でも人気が急上昇しています。よもぎ蒸しは体を温めて発汗を促すことで、冷え性や代謝の改善が期待できることから、とくに冷え性に悩む女性や産後のケアを求めるママ層を中心に需要が拡大しています。

また、コロナ禍以降、健康意識の高まりにより、自然由来のデトックス方法としてよもぎ蒸しを取り入れる人が増えたことも需要増加の要因です。このように、幅広いターゲット層にアプローチできることがよもぎ蒸しサロンの強みです。

よもぎ蒸しサロンは、基本のよもぎ蒸しに加えて、他のメニューを導入することで差別化が図れます。

たとえば、アロマトリートメントやフェイシャルケアを取り入れることで、リラクゼーション効果を強化し、顧客の満足度を高めることができます。また、よもぎ蒸しの種類を増やし、冷え性改善用やダイエット用、リラックス用など目的別にメニューを展開することで、新規顧客の取り込みも期待できます。

さらに、セットメニューやコース販売を行うことで客単価を上げることも可能です。このように、よもぎ蒸しの効果を活かしながら、メニューを充実させることでリピーターの確保や収益増加を目指せます。

よもぎ蒸しは1回の施術料金が3,500円~4,000円程度と比較的高めの設定が可能です。さらに、他のリラクゼーションメニューと組み合わせることで、1回の施術単価を引き上げることができます。

たとえば、よもぎ蒸しとフェイシャルケアをセットにして5,000円のメニューを提供することで、単価を高めると同時に顧客の満足度も向上させることができます。また、回数券や定額制コースの導入も客単価アップの有効な手段です。

これにより、定期的な来店を促しつつ、安定した収益を確保することができます。よもぎ蒸しの施術中は、30分から40分程度の放置時間が発生します。この時間を有効活用することで、効率的な業務運営が可能です。

たとえば、別の部屋でフェイシャルケアやヘッドマッサージの施術を行ったり、新規顧客のカウンセリングを行うことができます。これにより、一人の顧客に集中しなくても収益を得られる仕組みが構築できます。

このように、施術時間を活かして複数の顧客を同時に対応できる点も、よもぎ蒸しサロンの大きな魅力です。

よもぎ蒸しサロンの初期投資は比較的少なく、ランニングコストも低い点が特徴です。設備として必要なのは専用の座椅子と蒸気発生装置、よもぎパックなどです。木製の座椅子であれば3万円~6万円、黄土製の座椅子でも15万円前後で購入できます。また、1回の施術で使用するよもぎパックの費用は500円~1,000円程度です。

これに対して、施術料金は3,500円~4,000円が相場のため、1回あたりの利益率は非常に高いと言えます。さらに、自宅を利用することで家賃を抑えることができれば、より高い利益率を実現できます。

よもぎ蒸しの施術には、特別な資格や技術が不要です。蒸気発生装置の操作方法を理解し、適切な温度設定や使用方法を学ぶだけで誰でも施術を行うことができます。

そのため、未経験者でも短期間で開業準備が整う点が強みです。さらに、施術内容がシンプルなため、スタッフの教育にも時間がかかりません。これにより、人件費の削減や運営の効率化が図れます。

よもぎ蒸しサロンは、広いスペースを必要としないビジネスです。1台の座椅子が設置できるスペースがあれば営業が可能であり、自宅の一室をサロンとして活用することもできます。

これにより、家賃負担を抑えながら経営ができるため、開業資金のハードルが低く、運営コストも抑えやすいのが特徴です。また、予約制にすることで効率的な時間管理ができるため、無駄な待機時間も発生しにくくなります。

よもぎ蒸しサロンの売り上げと費用について

よもぎ蒸しサロンの売り上げと費用は、経営スタイルや店舗の規模によって大きく異なります。一般的に、よもぎ蒸しサロンのオーナーの年収は200万円から1,000万円程度と幅広く、集客力や経営手腕によって収益が変動します。とくに、リピーターの確保や複数店舗の運営が収益の安定化につながります。

まず、売り上げの目安として、1回の施術料金は3,500円から4,000円程度が一般的です。1日に5人の顧客が来店した場合、1日の売り上げは3,500円×5人=17,500円、月25日営業すると437,500円の月収が見込めます。年間の売り上げは約525万円です。

一方、リピーターを増やし、月額プランや回数券を導入した場合、1回の単価を4,000円に設定できれば、同じ顧客数でも売り上げが上がります。さらに、フェイシャルケアやアロマトリートメントなどのオプションメニューを加えることで、客単価の引き上げも狙えます。

続いて、費用面についてです。初期費用としては、よもぎ蒸し専用の座椅子が最も高額な設備となります。木製の座椅子は3万円から6万円、黄土製の座椅子は15万円前後で購入可能です。黄土製の座椅子は耐久性が高く、長期間使用できるため、初期投資としては有効です。
さらに、蒸気発生装置や漢方パックも必要になります。蒸気発生装置の価格は5万円から10万円程度です。漢方パックの費用は1回あたり500円から1,000円とされており、1日5人の来店を見込むと、1日あたり2,500円から5,000円のコストがかかります。

加えて、継続コストとしては家賃や光熱費、広告費なども考慮しなければなりません。自宅を利用した経営であれば家賃を抑えられますが、店舗を借りる場合は月5万円から10万円程度の賃料が発生することもあります。光熱費は月1万円程度、広告費を月1万円と見積もると、固定費の合計は月7万円から12万円程度となります。

よもぎ蒸しサロンの集客をあげる方法

よもぎ蒸しサロンを経営する上で、集客力の強化は売り上げ向上の鍵となります。よもぎ蒸しは、美容や健康に関心の高い層に人気がありますが、競合サロンとの差別化を図りながら集客を高める工夫が求められます。ここでは、よもぎ蒸しサロンの集客をあげるための具体的な方法を紹介します。

よもぎ蒸しサロンの集客には、InstagramやTikTokなどのSNS活用が効果的です。とくに、美容や健康に敏感な女性をターゲットにしたコンテンツを発信することで、興味を引きやすくなります。

まず、ビフォーアフターの写真を投稿することで、よもぎ蒸しの効果を視覚的に伝えることができます。たとえば、「よもぎ蒸しを1ヶ月続けた結果」という形で施術前後の比較写真を投稿することで、リピーターを獲得しやすくなります。

さらに、よもぎ蒸しの施術風景や使用しているハーブの特徴などを紹介する動画も効果的です。ハーブの選び方や蒸気の温度調整のポイントなど、専門的な知識を盛り込むことで信頼感を高められます。

よもぎ蒸しサロンの安定した収益を確保するためには、リピーターの確保が欠かせません。
まず、初回来店時に次回予約を促すキャンペーンを実施することが有効です。たとえば、「次回予約で500円オフ」「2回目の来店でオリジナルハーブパックをプレゼント」などの特典を設定することで、リピート率を高められます。

また、回数券や定額制プランの導入も効果的です。5回分の回数券を購入することで1回分が無料になるようなプランを設定することで、顧客の長期利用を促進できます。

さらに、顧客管理システムを活用し、来店履歴や誕生日データを把握しておくと、適切なタイミングでクーポンやお知らせを送ることができます。たとえば、「冷え性が気になる季節が到来!リピーター限定の冬季プラン受付中」といった季節に合わせたプロモーションもリピート促進に繋がります。

よもぎ蒸しサロンは、地域密着型の集客も有効です。とくに、住宅街やオフィス街に立地している場合は、周辺住民や働く女性をターゲットにした集客を行うと効果的です。

まず、チラシの配布やポスティングを活用し、地域の認知度を高めることが重要です。よもぎ蒸しの効果や施術の流れを簡潔にまとめたチラシを作成し、初回限定の割引クーポンをつけることで、新規顧客の来店を促せます。

また、地域のイベントやマルシェに出店し、無料体験会やよもぎパックの販売を行うことで、潜在顧客との接点を増やすことができます。とくに、美容や健康をテーマにしたイベントであれば、ターゲット層と直接コミュニケーションを取る良い機会となります。

まとめ

よもぎ蒸しサロンを開業して失敗するのは、よもぎ蒸しが集客につながらない、リピーターを獲得できないといったケースが多いです。何となくでサロンを開業してしまうと、新規顧客からリピーターにつながらず、サロン経営が軌道に乗らない場合があります。

「設備にこだわり、座椅子ではなくベッドで施術をすることでサービス満足度を高め、リピーターになってもらう」「他のメニューとの相乗効果を狙ってよもぎ蒸しを取り入れたサロンにする」などの戦略をしっかり練ってから、サロンを開業することをおすすめします。

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